岩瀬文庫企画展西尾市史中間報告 その3 [歴史雑話]

岩瀬文庫企画展の続きです。

IMG_6045.JPG

寺部城の測量図です。

寺部城は西尾市寺部町にあった中世城郭です。

小笠原氏の居城と言われていて、市の指定史跡です。

IMG_6046.JPG

浅野文庫諸国古城之図の寺部城絵図です。

測量の結果、絵図とよく地形が合うことが判明しました。

説明です。

寺部城の防御の要は急勾配の切岸にあり。
主郭の北は逆L字の土塁が見られる。寺部城の特徴の主郭東の大堀切は、主郭土塁までの切岸の比高を形成するために普請された。浅野文庫絵図と形状が一致する。

IMG_6047.JPG

説明文です。


岩瀬文庫企画展西尾市史中間報告展 その2 [歴史雑話]

岩瀬文庫特別展の続きです。

IMG_6043.JPG

中之郷古墳(西尾市寺部町)出土の形象埴輪です。

以下は説明です。

石見型埴輪は奈良県石見遺跡出土品を標識遺物として命名された形象埴輪で、円筒部の左右に年度板を貼りつけて盾のような形をしている。

石見型埴輪は古墳時代後期に近畿地方を中心に盛行し、権威の象徴として用いられた儀仗を模した埴輪とされる。

中之郷古墳の石見型埴輪は古墳時代中期後半のもので、大阪地域以外ではほとんど類例がない遺物である。

当時の古墳時代の主は三河湾の海上交通を押さえ、中央政権と特別な関係を有していたと考えられる。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。