永原御殿@滋賀県野洲市 [お城踏査]

永原御殿は滋賀県野洲市永原にありました。

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説明です。

永原御殿は、江戸時代初期に将軍が上洛するときに使用するために作られたものです。

御殿又は御茶屋屋敷と言われました。

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新しい説明板です。

永原御殿は、家康、秀忠、家光の三人の将軍が使用しました。

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永原御殿の図です。

方形の主郭に馬出曲輪を付属した構造でした。

御殿と言う名ですが、実際には完全に城郭でした。

主郭は正方形ではなくて、台形でした。

これは新規築城ではなくて、もともと館があったものを利用したと言われます。

主郭に馬出を付属させる縄張は徳川氏の御殿の一つのパターンでした。

家光以降は将軍が上洛することがなく、貞享2年(1685)に廃止されました。

永原御殿の書院が草津市の芦原観音寺に移築されています。

また、野洲市の浄専寺には門が移築されています。

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永原御殿の跡です。

水田は堀の跡です。

左の藪が御殿です。

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永原御殿の遺構はよく残っていますが、何しろ酷い藪です。

私有地のため全く整備されていませんが、もったいないです。

なんとか整備して欲しいものです。

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