織田陣屋の書院 その2 [移築城門]

橿原神宮に移築されている織田陣屋の書院の続きです。

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三の間からみた上段の間です。

残念ながら二の間にはガラスが入れられています。

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上段之間です。

これはガラスがない写真です。

三の間から二の間は一段高くなり、上段之間は更に一段高くなっています。

柳本織田陣屋は1万石ですが、この格式にびっくりです。

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上段之間を望みます。

甲冑の置かれている場所は二の間です。

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上段之間は床の間、違い棚、付書院がある帳台構になっています。

武家風書院造りの様式で、名古屋城や二条城の御殿と同じです。

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上段の間の欄間も素晴らしいです。

二の間の天井は格天井です。

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二の間の欄間です。

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極彩色です。

今は少し色あせていますが、当時はさらに素晴らしかったでしょうね。

1万石の大名でこの造りです。

織田氏だったからでしょうか。

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襖の引手金具です。

細工が細かいです。

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板戸の金具です。

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釘隠しです。

こちらは新しそうです。

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三の間前の畳廊下です。

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廊下からは庭も見えます。

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現存する城の御殿は、二条城、掛川城、高知城が有名ですが、この織田陣屋書院も負けていません。

ただ、普段は非公開なので、あまり知られていないことは残念です。

時々公開しているので、是非機会があれば見学して欲しいです。


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