岩瀬文庫企画展「越境する絵ものがたり」 [四方山話]

西尾市岩瀬文庫の企画展「越境する絵ものがたり」に行って来ました。

IMG_20160909_174024.jpg

一階から二階に登る大階段を登ると岩瀬文庫には珍しく顔出し看板がありました。

神代物語の鰐に乗る彦火々出見尊です。

神代物語は『日本書紀』にも語られる海幸・山幸の神話です。

IMG_20160909_174421.jpg

今回は、岩瀬文庫の蔵書だけではなく、研究者の個人の蔵書も展示されています。

初公開の本も多くあります。

美しい奈良絵本が多く展示されていて、目で楽しめる展示になっています。

絵ものがたりを“越境”という角度から読み解きます。

ファンタスティックでダイナミックな絵ものがたり文芸の世界を楽しめます。

展示されている絵ものがたりは下記のとおりです。

『神代物語』
『釈迦並観音縁起』
『釈迦の本地』
『観音の本地』
『愛宕地蔵の物語』
『住吉物語』
『狭衣』
『児今参り』
『満仲』
『中将姫』
『義経記』
『浄瑠璃姫物語』
『天狗の内裏』
『酒呑童子』
『酒呑童子絵巻粉本』
『岩竹』
『かなわ』
『賢学草子』
『狐草子』
『雀の発心』
『えんがく』
『人間一代戯画』
『花鳥風月』
『祇王』
『大原御幸の草子』
『鉢かづき』


企画展「越境する絵ものがたり」
2016年9月10日(土)~11月6日(日)
西尾市岩瀬文庫
〒445-0847 
愛知県西尾市亀沢町480
℡0563-56-2459


なお、9月17-18日に岩瀬文庫で企画展に関するフォーラムが開催されます。

研究フォーラム「越境する絵ものがたり」
場所:地階研修ホール
総合司会:石川透コメンテーター:阿部泰郎
9月17日(土)午後1時~午後4時30分
◎講演:高橋亨氏(椙山女学園大学教授)「源氏の物語としての酒呑童子と王朝物語」
○展覧会を楽しむ―「越境」
ワンポイント講座 阿部美香 筒井早苗 藤井奈都子 瀧澤彩
○研究報告舩田淳一「『愛宕地蔵物語』の宗教思想」鹿谷祐子「『人間一代戯画』について」
9月18日(日)
◎オープンレクチャー:小林健二(国文学研究資料館教授)「神代物語の兄弟現る!」
◎講演:齋藤真麻理(国文学研究資料館教授)「姫君の育て方―御伽草子点景―」
○特集「児今参り」研究報告―新発見の白描絵巻をめぐって江口啓子 鹿谷祐子 服部友香 末松美咲
共催 名古屋大学人類文化遺産テクスト学センター 
   国文学研究資料館

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。