シンポジウム「城跡を掘るⅠ城跡研究の今」 [お城情報]

お城のイベントの情報です。

10月、11月はシンポジウムなど本当に多いですね。

お城ブームはまだまだ続きます。



シンポジウム「城跡を掘るⅠ城跡研究の今」
日 時 2016年10月29日(土)~30日(日) 13時~16時30分
場 所 まほろん(福島県白河市白坂一里段86)
定 員 60名(申込必要)
参加費 無料
内 容
29日
「城郭研究の現在」竹井英文氏(東北学園大学)
「奥羽仕置きの実像」高橋充氏(福島県立大学)
「陸奥南部の織豊系城郭」垣内和孝氏(郡山市)
30日
「梁川城跡―守護所から織豊系城郭」今野賀章氏(伊達市教育委員会)
「柏木城跡―蘆名氏による境目の城」布尾和史氏(北塩原村教育委員会)
「向羽黒山城跡―謎の巨大山城」梶原圭介氏(会津美里町教育委員会)
「木村館跡―城破りの風景」松本茂氏(福島県文化振興財団)
「若松城と神指城―蒲生氏・上杉氏の拠点」近藤真佐夫氏(会津若松市教育委員会)
「久川城跡と鴫山城―支城の実像と情報伝達」佐藤啓氏(福島県文化振興財団)
シンポジウム 進行 本間宏氏(福島県文化振興財団)、高橋充氏(福島県立大学)
問合せ
福島県文化財センター
℡0248-21-0700

大坂城 その6 [お城踏査]

大坂城 その6です。

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二の丸の堀です。

石垣が直線ではなく、折れていることがわかります。

横矢をかけるためともいわれますが、構造上石垣の強度を保つためとも言われます。

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二の丸の六番櫓です。

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アップです。

二重二階の隅櫓です。

二の丸の塁線にはこのような同じような二重櫓が林立していました。

現存するのは千貫櫓、乾櫓、一番櫓です。

他にも伏見櫓、二番櫓、三番櫓、坤櫓が明治維新後も残っていましたが、太平洋戦争の空襲で焼失してしまいました。

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玉造口を望みます。

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一番櫓です。

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同じくアップです。

六番櫓と似て二重二階櫓ですが、よく見ると破風の意匠などに差異が見られます。

(終)

大坂城 その5 [お城踏査]

大坂城 その5です。

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大手門と千貫櫓です。

大手門は枡形門です。

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左が千貫櫓で右が大手門の櫓門です。

千貫櫓は大手門の横にあり、大手門を攻撃する敵に対して横矢がかかるようになっています。

伝承によると織田信長の時代の石山本願寺のころからこの位置にあって、信長があの櫓を落としたものには千貫の銭を与えても惜しくないと言ったとか。

確かにここから鉄砲や弓を射かければ効果抜群です。

二重櫓で普段は非公開ですが、夏と秋に特別公開をしています。

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大手門の高麗門です。

江戸城にある桜田門などと同じ作りです。

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桝形内の土塀です。

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土塀には狭間があります。

土塀内の鉄砲狭間と石垣上の石狭間です。

上の狭間と下の石狭間が重なる部分も見られますが、もう少しずらせば効率よいかとも感じます。

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大手門の櫓門です。

見るからに巨大な櫓門です。

かつては桝形の三方を多聞櫓が囲んでいましたが、今は二方です。

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多門櫓です。

ここでも巨石が石垣に使われています。

巨石を使うことで、来城者を圧倒する狙いがありました。

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大手門の桝形と千貫櫓です。

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二の丸の堀です。

かなり幅広い堀です。

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大坂城の案内図です。

本丸を二の丸が囲む輪郭式の縄張りになっていました。

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大阪市のマンホールです。

大坂城の天守がデザインされています。

(続く)

大坂城 その4 [お城踏査]

大坂城その4です。

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本丸の正面、桜門です。

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門の前は幅広い土橋になっています。

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桝形内から見た桜門です。

高麗門です。

桜門は明治20年に大坂城を管理していた陸軍により再建されました。

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桜門両脇の土塀です。

銃眼が見えます。

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城内側から見た土塀です。

控え柱と銃眼が見えます。

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銃眼です。

石垣に空けられた穴を活用しています。

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桜門の中は舛形門になっていましたが、渡櫓や多聞櫓は失われています。

石は巨大なものが多いですが、特に桜門の周辺に多いです。

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蛸石です。

大坂城で一番大きな石です。

およそ36畳の大きさです。

桜門を担当したのは岡山藩の池田氏です。

瀬戸内海の花崗岩です。

こんな大きな石は一体いくら重さがあるのかと思いますが、実際には石の厚さは50センチほどでとても平べったい巨石なのです。


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