上田城 その２

上田城の続きです。



上田城の本丸西の堀の土橋の石垣です。

上田城は櫓や虎口の主要部は石垣造りですが、他は土塁です。



西虎口です。

内桝形になっています。

枡形虎口ですが、門は内側に櫓門が1つありました。



門の礎石が残っています。



虎口の両脇には二重櫓がそれぞれありました。

今は西櫓が残っています。



西櫓です。



西櫓は普段は非公開ですが、今は特別に内部が見られます。



櫓の内部です。

床は新しく張られています。

銃眼が見えます。



内部の柱です。



柱は粗削りで荒々しいです。

櫓らしい粗末な柱です。

上田城は櫓が３つ残っていますが、西櫓以外は再移築です。

そのため西櫓は建築当初の姿をよく留めています。



二階には上がれません。



壁の下に銃眼が並ぶ様子です。

かなり低い位置にあります。



外から見た銃眼です。

（続く）

上田城＠長野県上田市

上田城は現在日本で最も注目されている城の一つでしょう。



真田丸のおかげで、大盛況。

駐車場が全くありません。

尼ケ淵から見た上田城。

南櫓と西櫓が並ぶ様子がいいです。



本丸南櫓です。

廃城後に移築されていたものを昭和24年に再移築しました。

下の石垣は新しそう。

一部で崩壊も見られます。



別のアングルから。



こちらは西櫓です。

この櫓は移築されずに、現存櫓です。



同じく西櫓です。

上田城の櫓はすべて二重櫓で似たデザインです。



説明です。

上田城は真田昌幸が築いた城です。

関ヶ原合戦の舞台となったことでも有名です。

その後は真田信之が入りますが、元和8 年（1622）に松代城に移ると仙石忠政が小諸から入ります。

この時に現在の櫓などが整備されました。

仙石氏の後は宝永3年（1706）に松平氏が入り、明治維新を迎えます。

上田城の歴史では真田氏は初期の一部で、仙石氏や松平氏（藤井松平氏）の治めた時代の方がはるかに長いです。

でも、上田城と言えば、真田氏、それも真田昌幸と思われています。

（続く）