千種城@三重県三重郡菰野町 [お城踏査]

千種城は三重県三重郡菰野町千草字城山にあった中世城郭です。

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城跡への入り口です。

小高い丘の上にあります。

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登り口には標柱と説明板があります。

三重県指定史跡です。

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説明です。

これによると後醍醐天皇に仕えた千草忠顕の子の顕経がはじめに禅林寺城にいたが、のちに要害の地である千種城に移りました。

城の下は伊勢街道が通り交通の要所でもありました。

戦国時代には三重郡24郷を領して勢威がありましたが、織田信長、豊臣秀吉に攻められてました。

最後の領主は顕理は大坂夏の陣で戦死して廃城となりました。

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主郭に立つ石碑です。

かなり立派なものです。

説明板はざっくりとしていてわかりにくいのですが、織田信長に攻められたというのは、永禄年間の伊勢攻めのことでしょうか。

豊臣秀吉に攻められたのは天正13年の小牧長久手合戦のことを言うのでしょうか。

その後大坂夏の陣までかなり年代があきますが、その間千種氏はどうしていたのでしょうか。

豊臣方についたならば、その間も城主でいた可能性は低そうですか。

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訪城したときにはたまたま地元のお祭りをしていました。

今も親しまれている城跡です。

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主郭は公園になっていますが、土塁や堀はよく残っています。

虎口も横矢になっていたり、櫓台があったり、織豊期の城の特徴があります。

今の遺構からみると小牧長久手合戦の頃の城と言えます。

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