姫路城 その8 [お城踏査]

姫路城の続きです。

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ほの門と水の一門です。

中央の塀は油塀です。

ほの門を出ると180度回って水の一門に入ります。

直進すると天守には行けません。

姫路城の複雑な縄張りの見どころです。

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水の一門です。

小さな門です。

ここからは小さな門の連続です。

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水の二門です。

姫路城は観光客が多すぎて写真が撮りにくいです。

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水の三門です。

狭い間隔で門が連続しています。

天守への道は険しく遠いです。

正面の土塀には狭間(銃眼)に蓋があるため目立ちませんが、横の土塀は四角い狭間が並んでいる様子がわかります。

普段は隠していますが、戦いの時には蓋を取り鉄砲を撃ちます。

すぐ左上には小天守があり、上からも攻撃を受けるので、この門を突破するのは困難です。

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水の四門です。

この門も小さく、前に小さな桝形を作っています。

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内側から見た水の四門です。

門の中はスロープになっています。

門を入っても直進できずにすぐに曲がるようになっています。

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水の五門です。

この門を潜るとやっと天守に入れます。

次はいよいよ天守です。

(続く)
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姫路城 その7 [お城踏査]

姫路城の続きです。

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ほの門です。

小さな門です。

石垣に穴がありそこを潜ります。

その上に土塀があります。

土塀には狭間が見えません。

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中から見たほの門です。

人と比べると門の小ささがわかります。

屈まないと潜れません。

姫路城は天守に近づくほど門が小さくなって攻めにくく、護りやすくなっています。

土塀の四角の穴は銃眼です。

外から見ると銃眼は見えません。

蓋がされて隠されています。

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イの櫓です。

天守の北にある北腰曲輪です。

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北曲輪には渡櫓が残っています。

右の石垣は天守台です。

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渡櫓の中に井戸があります。

山上にあるので、かなりの深井戸です。

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天守台の石垣に使われている石臼です。

網がかかっている石です。

この石は姥ケ石といい、伝説が在ります。

羽柴秀吉が姫路城を築いた時に石垣の石が思うように集まりませんでした。

石を提供するように城下に触れを出したときに、貧しい老婆が自分の使っていた臼を差し出しました。

それを喜んだ秀吉はその臼を城の一番大切な天守に使いました。

この話は有名ですが、そもそも今の天守台を築いたのは秀吉ではなく、池田輝政なので、この話は伝説です。

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後三年合戦シンポジウム「金沢柵と鎧ケ崎城の解明を目指して」 [お城情報]

古代の城のシンポジウムの案内です。


後三年合戦シンポジウム「金沢柵と鎧ケ崎城の解明を目指して」
日 時 2017年11月26日(土) 10時00分~16時30分
場 所 横手市金沢孔城館交流大ホール(秋田県横手市金沢中野字長持213-1)
定 員 150名
参加費 無料(申込不要)
内 容
「後三年合戦に係る顕彰活動について」佐藤知也(横手市教育委員会)
「清原武貞居館推定地鎧ヶ崎城跡の調査成果」亀井崇晃(美郷町教育委員会)
「金沢柵の立地‐国指定史跡陣館遺跡と景正功名塚周辺の調査成果‐」島田祐悦(横手市教育委員会)
「日本史における後三年合戦関連遺跡の意義」近江俊秀氏(文化庁記念物課)
パネルディスカッション
「後三年合戦関連遺跡のこれまでの取り組みと論点・課題」
司会進行:高橋和成氏(秋田県教育庁生涯学習課文化財保護室)
パネリスト:八重樫忠郎(岩手県平泉町役場)、浅利英克(岩手県金ケ崎町教育委員会)、近江俊秀氏、島田祐悦氏、亀井崇晃氏、佐藤知也氏
問合せ
横手市文化財保護課
℡0182-32-2403
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関西城郭城サミット2017in飯盛城『三好長慶の城』 [お城情報]

お城のイベントの案内です。

関西城郭城サミット2017in飯盛城『三好長慶の城』
日 時 2017年11月26日(日) 10時~16時30分
場 所 四条畷学園短期大学(大阪府大東市学園町6-45)
定 員 200名(申込不要)
参加費 1,000円
内容
特別講演「三好長慶の城 築城の戦略」天野忠幸氏(天理大学)
報  告「飯盛城跡2017」黒田淳氏(大東市教育委員会)村上始氏(四條畷市教育委員会)
講  演「三好長慶の城ー飯盛城、芥川山城その他ー」 中西裕樹氏(飯盛城跡調査研究専門委員・高槻市立しろあと歴史館)
講  演「松永久秀の城ー多聞城、信貴山城ー」福島克彦氏(城郭談話会)
講  演「三好氏の本拠・阿波の戦国城郭ー勝瑞城館をはじめとしてー」 重見髙広氏(徳島県藍住町教育委員会)
討 論 会 「三好長慶の城」司会:中西裕樹氏、パネリスト:各講師
問合せ
摂河泉地域文化研究所
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第22回中国・四国地区城館調査検討会「伊予松山城から見た近世城郭の論点」 [お城情報]

お城のシンポジウムの案内です。
毎年開催されているものです。

第22回中国・四国地区城館調査検討会「伊予松山城から見た近世城郭の論点」
日 時 2017年11月25日(土)~26日(日) 10時~17時00分
場 所  松山市民会館 (愛媛県松山市堀之内)
内 容
25日
伊予松山城視察(エクスカーション) 案内:楠 寛輝氏(松山市都市整備部)
26日
9:10~9:35 基調報告「伊予松山城ほか」 日和佐 宣正氏(戦乱の空間編集会)
9:35~10:05 事例報告1「米子城」 浜野浩美氏(米子市教育委員会)
10:05~10:35 事例報告2「倭城」 黒田慶一氏(文化財石垣保存技術協議会)
10:35~10:45 休憩 小テーマ「武家諸法度発布以降の曲輪の拡張・新設」
10:45~11:10 基調報告「伊予松山城」 西村 直人氏(松山市教育委員会)
11:10~11:40 事例報告3「宇和島城」 広瀬岳志氏(宇和島市教育委員会)
11:40~12:10 事例報告4「岡山城」 乗岡 実氏(岡山市教育委員会)
13:10~14:00 討議 司会・進行:山上雅弘氏(兵庫県立考古博物館)
14:00~15:30 各県の報告
15:30 閉会あいさつ 事務局
問合せ
松山市教育委員会文化財課
℡:089-948-6605
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第24回全国山城サミットin佐野 [お城情報]

第24回全国山城サミットin佐野

日 時 2017年11月25日(土)~26日 10時~17時00分
場 所 佐野市文化会館(栃木県佐野市浅沼町508-5)
内 容
13:00 オープニングコンサート
ダ・カーポ、榊原麻理子氏 ほか
13:40 大会行事開会
あいさつ 佐野市長
13:49 事例発表① 天空の城竹田城の取り組み発表者:兵庫県 朝来市
14:12 事例発表② 名城太田金山城の取り組み発表者:群馬県 太田市
14:35 基調提言 目指すべき山城の保存活用策 :佐賀大学教授 宮武 正登 氏
15:05 【休憩】
15:15 記念講演 『世界の城、日本の城、そして唐沢山城の魅力』
講師:奈良大学教授 城郭考古学者 千田 嘉博氏
16:05 【休憩】
16:15 パネルディスカッション「お城があると夢が広がる」
コーディネーター:浅野晴樹 氏
パネリスト:千田嘉博 氏、宮武正登 氏、春風亭昇太 氏、 ダイアモンドユカイ 氏
コメンテーター:峰岸純夫 氏
17:35 大会宣言、次期開催地あいさつ
17:45 閉会
26日
10:00 現地見学会「千田先生・宮武先生と主郭部を歩く」
講師:千田 嘉博 氏、宮武 正登 氏 50分 レストハウス集合
11:00 対談「全国の城を知る識者二人が唐沢山城を語りあう」出演:千田 嘉博 氏、宮武 正登 氏 30分 二の丸 神楽殿
問合せ
佐野市観光立市推進課
℡0283-27-3011

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シンポジウム「城の魅力―吉田城と戦国」 [お城情報]

お城のシンポジウムの案内です。
講師は中井均氏、加藤理文氏、山田邦明氏と豪華メンバーです。


シンポジウム「城の魅力―吉田城と戦国」
日 時 2017年11月25日(土) 10時~17時00分
場 所 豊橋市民文化会館(愛知県豊橋市向山大池町20-1)
定 員 450名(申込不要)
参加費 無料
内 容
【城攻め】講師とめぐる吉田城 ※道中は、講師によるフリートーク
10:00 美術博物館玄関前 受付開始
10:30 開会 美術博物館→三の丸口→二の丸→南多門→本丸→北多門→鉄櫓下石垣→水門→金柑丸→三の丸→美術博物館
11:30 終了

シンポジウム
12:30 開場
13:20 開会あいさつ
13:30~14:00 「吉田城の魅力-全国的な視点から-」中井 均氏(滋賀県立大学教授)
14:00~14:30「五か国領有時代の徳川家康と吉田城 -対豊臣に備えた三河・遠江の城の改修-」加藤理文氏(日本城郭協会理事)
14:30~15:00 「古文書が語る吉田城」山田邦明氏(愛知大学教授)
15:00~15:00 休息
15:10~15:40 和太鼓パフォーマンス「長篠陣太鼓」
15:40~15:50 休憩
15:50~16:40 トークセッション 司会・萩原さちこ氏(城メグリスト、ライター)
16:40 閉会あいさつ
問合せ
豊橋市文化財センター
℡0532-56-6060
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名古屋城本丸御殿復元工事の現況 平成29年11月下旬 [名古屋城本丸御殿復元工事]

名古屋城本丸御殿復元工事の現況です。

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先週に比べて素屋根の解体が進んでいました。

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年内には素屋根の解体は終わりそうです。

対面所や上洛殿の屋根には布がかぶされています。

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台所(左)の奥が上御膳所です。

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左は台所、右は小天守石垣です。

奥の白い布に覆われた建物が上御膳所です。

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名古屋城本丸御殿完成公開のポスターです。

2018年6月8日に公開です。

ポスターは2種類あり、上洛殿の襖絵と御殿の立面図です。

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左の上洛殿と湯殿書院が今回公開になる部分です。

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名古屋城は本丸御殿の次に天守の木造復元が計画されています。

それを記念した鯱ばうむが発売されました。

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菊人形です。

二代藩主の徳川光友と正室の千代姫です。

正門の中に設置されています。

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本丸の西南隅櫓です。

奥に天守がわずかに見えます。

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名古屋城の石碑です。

恩賜元離宮名古屋城と刻まれています。

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名古屋城の顔出し看板です。

アンティークな感じです。

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小牧山城発掘調査現地説明会 [発掘調査現地説明会]

小牧山城発掘調査現地説明会に行って来ました。

もともとは10月22日に開催予定でしたが、台風のために延期となり、実は11月18日に順延となりました。

しかし、11月18日もまたまた雨で、翌日の今日にも延期されました。

やっと晴れての開催です。

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今回は主郭より西に下がった地点の発掘です。

石垣が見つかりました。

隅石は失われていましたが、出隅が確認されました。

裏込め石もあります。

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石垣列Aの奥に石垣が続いています。

奥の石垣は小振りです。

しかし、面は揃っています。

きれいに整形された石が使われています。

その奥は石垣はなく切岸になっていました。

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石垣と裏込め石の様子です。

石垣は数段残っていました。

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石垣列Aから小さな谷を挟んだ対岸で確認された石垣列Bです。

根石の部分3つの石が見つかっていました。

2つは丸石で河原石です。

裏込め石もありました。

ここは曲輪面まで距離があり、鉢巻石垣になっていたのではという説明でした。

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下から見上げた石垣列Aです。

すこし逆光で見にくいです。

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石垣列Aのアップです。

きれいに面が揃っている様子がわかります。

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現地説明会資料より石垣列AとBの位置関係です。

この間に虎口が想定されるという説明でした。

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それを復元的に描いたイラストです。

見にくいですが、赤色が発掘調査で見つかった石垣です。

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小牧山城の古絵図に赤色で発掘調査区を示したところです。

絵図には虎口はありません。

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小牧山歴史館です。

天守のような形ですが、模擬天守です。
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姫路城 その6 [お城踏査]

姫路城の続きです。

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はの門を越えて見上げた天守です。

左上はにの門です。

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にの門です。

横から見ても複雑な形です。

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にの門です。

にの門の前の通路も狭い道です。

姫路城の解説では鉄板ネタですが、はの門で天守に近づいたと思うと、そこで180度反転してにの門に向かいます。

天守からは遠ざかってしまう縄張りです。

入り口も狭いです。

にの門は櫓の下をトンネルのように通ります。

地下通路はL字状に曲がっています。

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にの門の出口です。

にの門の上にあるのがロの櫓です。

(続く)
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