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伏見城の移築門 [移築城門]

伏見城の城門と伝えられる門が、京都市伏見区の源空寺に移築されています。

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二層の山門です。

この門ですが、お城の門らしくありません。

御香神社の表門は城門らしい豪壮な雰囲気がありましたが、この門はそれがありません。

もしかすると伏見城の門の部材を使ったのかもしれません。
しかし、部材も見ると新しそうです。

源空寺は浄土宗の寺院で、建久6年(1195)に宇治に建てられましたが、慶長年間に徳川秀忠、家光によって伏見に移されました。

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門の中には豊臣秀吉が本尊にしていたと伝えられる大黒天像が安置されていました。

大黒天は秀吉の持念仏で、伏見城の辰巳矢倉にあったといわれ、一時京町大黒町に預けられたのちに、源空寺に移されました。
そのため、このあたりは新大黒町とも呼ばれていたそうです。



伏見城から移築したと伝えられる門は、その他に高台寺、西本願寺、豊国神社、二尊院、天竜寺などにあります。

ほとんどは薬医門か唐門で、豪壮な門ですが、この源空寺の門は全く違うタイプです。



伏見城の大手門 [移築城門]

伏見城の大手門が京都市伏見区にある御香神社に移築されています。

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さすが伏見城の大手門だけあって豪華で雄大な門です。

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柱も太いです。

元和8年(1623)に、水戸藩初代藩主徳川頼房によって寄進されたと伝えられています。

伏見城というと秀吉の伏見城を思いますが、秀吉の伏見城は関ケ原合戦で焼失してしまい、江戸時代に徳川氏によって再建された伏見城の城門と思われます。

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扉です。

城門らしく厚いです。

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背後からの写真です。

門は、3間1戸、薬医門で、本瓦葺きです。

雄大な木割雄渾な蟇股があります。

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御香神社境内にある拝殿も伏見城の移築と言われます。

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確かに豪華な装飾は伏見城らしいと思われますが、どうでしょうか。



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