名古屋城本丸御殿復元工事の現況 平成28年5月上旬 [名古屋城本丸御殿復元工事]

名古屋城本丸御殿復元工事の現況です。

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手前は表書院、奥の素屋根は上洛殿です。

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素屋根内の公開は平成28年春まで中止とされていますが、既に5月です。

春というよりはもうすぐ初夏ですね。

早く再開して欲しいですね。

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台所の屋根の覆いが外れて屋根が見やすくなりました。

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屋根の一部に出っ張った部分があります。

煙出しです、台所だから調理で火を使うためです。

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天守から見た台所です。

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こちらは天守内にある本丸御殿の模型の台所の部分です。

焼失前の本丸御殿は桟瓦葺きでした。

台所の屋根は切妻でしたが、今回の復元では入母屋に復元されました。

屋根の構造も違います。

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焼失前の台所と小天守の古写真です。

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同じような位置から撮った写真です。

外観は随分と違う印象です。

今回の本丸御殿の復元は戦災で焼失前の姿に戻すのではなく、御殿が作られた慶長期の姿を再現することがコンセプトです。

そのため屋根も桟瓦葺きではなく、杮葺きで再建されました。

しかし、台所は忠実な復元ではなく、中はミュージアムショップや職員の休憩室、トイレを作るようです。

確かにあれだけ大きな建物となると中にトイレや職員の休憩所が必要なことは理解できます。

現に焼失前の御殿にはトイレが何か所が作られていました。

しかし、御殿内には作られず、御殿の外に作られていました。

台所は御殿の中で重要な場所です。

名古屋城には他に上御膳所、下御膳所と2つ台所に類する施設があるためだったからでしょうか。

折角十分な資料があり忠実に復元できるのに残念です。

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来月の6月1日に第二期工事の対面所、下御膳所が公開されます。

図の中央の濃い色の部分です。

台所のミュージアムショップは秋に公開のようです。

梅の間や柳の間、孔雀の間の公開も秋でしょうか。

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6月1日の公開まであと31日です。

いよいよあと1ケ月となりました。







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