貝殻山貝塚 [歴史雑話]

貝殻山貝塚は愛知県清須市にあります。

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今は公園になっています。

左後ろの小山が貝塚です。

貝塚は埋まっているので、表面上はわかりません。

弥生時代の遺跡です。

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公園内に復元されている竪穴式住居です。

これがないと遺跡とはわかりません。

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内部です。

松菊里型住居と呼ばれています。

韓国忠清南道の松菊里遺跡で発見された住居を標識とするためにこう呼ばれています。

建物中央に大きな穴(囲炉裏)があります。

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遺跡の地図です。

遺跡の大半は東名阪道とR22バイパスが交叉する地点にあたり、地下に埋もれています。

東海地方最大の弥生集落朝日遺跡です。

環濠集落で何重もの堀に囲まれていました。

吉野ヶ里遺跡に匹敵する大きな集落遺跡でしたが、何しろ交通の要衝にあるので、保存は難しかったのでしょうね。

公園内には貝殻山貝塚資料館があります。

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資料館に入ると銅鐸のレプリカが展示されています。

実際に音を鳴らすこともできます。

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パレス・スタイル土器です。

赤い土器です。

ギリシャのクレタ島から出土した「宮廷式土器」にも匹敵する美しさからパレス・スタイル土器と呼ばれています。

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重要文化財です。

赤色を際立たせるために、土器の土は白いものを使用しています。

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丸窓付土器です。

穴が開いた珍しい土器です。

どうやって使ったかは不明ですが、墓地域から出土しているので、祭祀に使用されたと思われます。

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勾玉と管玉を連ねたネックレスです。

とてもきれいなものです。

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打製石族です。













和歌山城郭調査研究会総会 [お城情報]

和歌山城郭調査研究会総会
日 時 2017年3月19日(日)13:00~
場 所 和歌山市立博物館(和歌山県和歌山市)
内 容
「中世紀南武士の動向―小山氏を中心に―」坂本亮太氏(和歌山県立博物館学芸員)
「発掘調査からみた和歌山市内の戦国期城郭」北野隆亮氏(大阪市立大学)
問合せ
和歌山城郭調査研究会
℡090-6063-4341

殿村遺跡とその時代7 [お城情報]

殿村遺跡のイベントも今年で7年目です。

このように長く続けられることは素晴らしいです。


殿村遺跡とその時代7
日 時:2017年3月18日(土)
場 所:ピナスホール(長野県松本市四賀支所)
参加費 無料
定員 200名(申込不要)
内 容
1:発掘が語る虚空蔵山麓の中世 竹原学氏(松本市教育委員会文化財課)   
2:講演会「古文書と石造文化財が語る四賀の中世-」   
問合せ
松本市教育委員会
℡0263-85-7064

シンポジウム「北条氏のふる里・再発見―発掘調査の成果から」 [お城情報]

イベントの案内です。


シンポジウム「北条氏のふる里・再発見―発掘調査の成果から」
日 時 2017年3月18日(土)13:00~
場 所 韮山文化センター(静岡県伊豆の国市四日町772)
参加費 無料
内 容
「文献史料からから見る北条氏邸・円成寺」家永遵嗣氏(学習院大学)
「北条氏邸(円成寺跡)の発掘調査成果」池谷初恵氏(伊豆の国市教育委員会)
パネルディスカッション
「北条氏邸(円成寺跡)をいかに伝えるか」
司会 溝口彰啓氏(伊豆の国市教育委員会)
パネラー 家永遵嗣氏、池谷初恵氏、萩原三雄氏(帝京大学)、藤澤良祐氏(愛知学院大学)
問合せ
伊豆の国市教育委員会文化財課
℡055-948-1428

古渡城@愛知県名古屋市 [お城踏査]

古渡城は愛知県名古屋市中区にあった中世城郭です。

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石碑です。

東本願寺名古屋別院の境内にあります。

遺構は何も残っていません。

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説明です。

天文11年(1542)に織田信秀は今川氏に備えるために築城しました。

東西140m、南北100mの平城で周囲に二重堀がありました。

天文17年に信秀が末森城に移ると廃城となりました。

以前に発掘調査が行われて堀が確認されています。

古渡城は織田信長がここで元服したと言われ、比較的知名度は高い城です。

城跡と伝えられる東別院は周囲より少し高くなっています。

東の下茶屋公演は古渡城の堀を利用したといわれる池もあります。

東本願寺名古屋別院 [寺院]

東本願寺名古屋別院です。

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浄土真宗大谷派の寺院で名古屋御坊、東本願寺掛所とも言われました。

元禄3年(1690)に一如上人により開創されました。

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山門です。

昭和20年の空襲により焼失してしまいましたので、鉄筋コンクリート造りで再建されました。

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本堂です。

本堂も戦災で焼失しましたが、昭和37年に再建しました。

大きな本堂です。

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左は本堂、右は対面所です。

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太鼓楼です。

こちらは戦災でも残りました。

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太鼓楼は浄土真宗の寺院特有の建物です。

格式の高い寺院に建てられました。

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唐門です。

この門も再建です。

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東門です。

この門も戦災で罹災を免れました。

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本瓦葺高麗門です。

高麗門とは扉の付く二本の本柱に切妻造りの屋根を乗せて、それと直交して本柱と背面の控柱にもそれぞれ切妻造りの屋根を乗せた形式の門です。

お城の門によく使われています。

名古屋城本丸御殿復元工事の現況 平成29年2月上旬 [名古屋城本丸御殿復元工事]

名古屋城本丸御殿復元工事の現況です。

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上洛殿の屋根の杮噴き工事が始まりました。

この日は作業はお休みでした。

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屋根のアップです。

1枚30センチほどの大きさの杮を竹釘で一枚一枚打ち付けていきます。

気の遠くなるような作業です。

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黒木書院の建設予定地です。

建て方が始まり、柱が建てられていますが、先月とあまり進展が見えません。

屋根の小屋組みはまだです。

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湯殿書院の建設予定地です。

礎石が置かれているだけです。

建て方は4月以降でしょうか。

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上洛殿の屋根です。

鬼瓦が絵で描かれて置かれていました。

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第3期工事の平面図です。

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上洛殿の古写真です。

本丸御殿の中では最も豪華な建物でした。

完成が楽しみです。

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この日は孔雀の間でさつき展が開かれていたので、中を見ることができました。

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孔雀の間の奥には、柳の間、上台所などの部屋がありましたが、職員の休憩室やトイレ、会議室に使われるので非公開エリアになります。

上台所の一部はミュージアムショップになっています。

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名古屋城大天守ではスターウォーズ展が開催されています。

記念撮影コーナーです。

ダークペーターと撮影できます。

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天守内はスターウォーズに占拠されています。

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西の丸では発掘調査が行われています。

西の丸に本丸御殿の障壁画の収蔵庫を作るための調査です。

歴旅フォーラム「よみがえる中世都市―一乗谷と平泉寺」 [お城情報]

3月もイベントが多いです。
このイベントも面白そうですが、なかなかすべてを行くことは難しい。


歴旅フォーラム「よみがえる中世都市―一乗谷と平泉寺」
日 時 2017年3月12日(日) 13時~16時30分
場 所 勝山市教育会館(福井県勝山市元町1-5-6)
定 員 200名(申込必要)
参加費 無料
内 容
「一乗谷朝倉氏遺跡と白山平泉寺 これまでとこれから」
講演:西村幸夫氏(東京大学教授) 対談:吉岡泰英氏(元一乗谷朝倉氏遺跡資料館長)
特別対談「中世都市 一乗谷と平泉寺、その魅力」
ゲスト:和田竜氏 インタビュー:西村幸夫氏
問合せ
「戦国ふくい」の文化遺産活用実行委員会
℡0776-20-0580

熊野水軍シンポジウム「列島の中の熊野水軍」 [お城情報]

熊野水軍シンポジウム「列島の中の熊野水軍」
日 時 2017年3月11日(土) 13時~16時30分
場 所 和歌山県立近代美術館(和歌山県和歌山市吹上1-4-14)
定 員 200名(申込不要)
参加費 無料
内 容
記念講演「熊野水軍からみた中世後期の『列島再編』」東京大学史料編纂所准教授 黒嶋 敏氏
基調報告
①「備前焼からみた安宅荘中世城郭群-要害山城跡出土資料を中心に―」北野隆亮氏(和歌山市文化スポーツ振興財団)
②「熊野水軍の古文書―小山家文書の世界―」坂本亮太氏(県立博物館学芸員)
③「安宅荘中世城郭群の現在―これからの保全と活用―」佐藤純一氏(白浜町教育委員会)
問合せ
白浜町教育委員会
℡0739-43-5830

勝瑞城シンポジウム「戦国城下町 “勝瑞” の構造と社会」 [お城情報]

勝瑞城シンポジウムはもう何年も前から開催されている息の長いシンポジウムです。
これからも続けてほしいですね。


勝瑞城シンポジウム「戦国城下町 “勝瑞” の構造と社会」
日 時 2017年3月11日(土) 13時~16時30分
場 所 藍住町コミュニティセンター(徳島県板野郡藍住町奥野字矢上前52-1)
定 員 250名(申込不要)
参加費 無料
内 容
13:00~ 講演1 「守護町勝瑞と阿波三好氏」仁木 宏氏(大阪市立大学教授)
14:10~ 講演2 「勝瑞の立地と景観」山村亜希氏(京都大学准教授)
15:20~ パネルディスカッション  「戦国城下町勝瑞の構造と社会」    
コーディネーター 石井伸夫氏(徳島県立鳥居龍蔵記念館)     
パネリスト   仁木 宏氏(大阪市立大学教授)    
山村亜希氏(京都大学准教授)          
福家清司氏(徳島県埋蔵文化財センター)    
重見髙博氏(藍住町教育委員会)
問合せ
藍住町教育委員会社会教育課
℡088-637-3128

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