長島城@三重県桑名市長島町 [お城踏査]

長島城は三重県桑名市長島町にあります。

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説明です。

長島城は文明年間に伊勢国安濃郡の長野氏一族の伊藤重晴が築城したといわれています。

その後、長島にあった浄土真宗の願証寺の勢力が強くなると伊藤氏は滅び願証寺の支配下になりました。

そのために長島一向一揆のときには織田信長に攻められて、天正2年に落城します。

江戸時代になると菅沼氏、松平氏が城主となりましたが、増山正弥が元禄15年に2万石で入り、幕末を迎えました。

明治になると城は破却されて建物は取り壊されます。

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城跡はいまは長島中部小学校の敷地になっています。

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堀として利用されていた川です。

護岸工事がされていて堀の面影はありません。

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小学校の校庭にある長島の大松です。

クロマツで樹齢300年です。

長島城の本丸の南西隅にありました。

今では長島城を唯一偲ぶものです。

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長島城の絵図です。

本丸には御殿があり、そのまわりに二の丸がある構造でした。

天守はありませんでした。

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本丸部分のアップです。

御殿は杮屋根の注釈があります。

本丸は天守はなく、二重櫓があるだけでした。

正門は櫓門で枡形虎口になっていました。

正門の脇は多聞櫓になっていたようです。

堀に出る水の手門があることは長島城の地が水郷地内ゆえでしょうか。

本丸の前には勘定所があり、二の丸には太鼓門という櫓門でつながっていました。


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