名古屋城本丸御殿対面所 [名古屋城本丸御殿復元工事]

名古屋城本丸御殿対面所です。

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次之間(手前)と上段之間(奥)です。

上段之間は十八畳、次之間も十八畳です。

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対面所の間取りです。

上段之間と次之間、納戸一之間と納戸二之間がセットになっています。

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上段之間には、表書院の上段之間と同じように帳台構えになっています。

所謂武者隠しです。

ここは扉になっていて、護衛の武士が隠れているといわれています。

しかし、実際にはここは寝殿造りの寝台の名残で、ここから殿様が出入りしたようです。

表書院の上段之間は実際にこの帳台の奥は納戸になっていて出入りができました(非公開)。

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これは納戸一之間です。

上段之間のすぐ裏に位置します。

帳台の奥は壁になっていて、帳台がダミーであったことがわかります。

これは対面所は親族などとの対面の場のため、帳台の間の仕組みがいらなかったためでしょう。

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対面所の絵の題材です。

上段之間は京都、次之間は和歌山が題材となっています。

これは城主の徳川義直の妻の春姫が和歌山の生まれだったため、故郷を懐かしく思うように描かれたといわれています。

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上段之間は床の間は愛宕山、帳台は賀茂競馬、付書院は職人の姿、次之間の襖は田植え、印地打ちが描かれています。

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上段之間の床の間の愛宕山です。

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帳台の賀茂競馬です。

よく見ると帳台には取っ手がありません。

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次之間は、上段之間の境には玉津島神社、塩釜神社、紀三井寺、北は製塩、片男波、和歌浦天満宮、東は城下のにぎわいです。

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次之間です。

北側の製塩、片男波、和歌浦天満宮の障壁画です。

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次之間の紀三井寺です。

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次之間(右)と入側(左)です。

廊下の天井は格天井です。


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