名古屋城本丸御殿の飾り金具 [名古屋城本丸御殿復元工事]

名古屋城本丸御殿は史実に忠実に復元されています。

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釘隠しです。

金箔です。

釘隠しも昔のままに復元されています。

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対面所の釘隠しです。

こちらの釘隠しは黒漆に塗られています。

対面所は天井の二重折り上げ小組格天井にも黒漆が塗られていますが、対面所の格の高さがうかがえます。

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襖の引手金具です。

こちらも金に黒漆です。

豪華です。

周りに徳川氏の家紋である三つ葉葵が10個配置されている意匠です。

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こちらは杉戸の金具です。

魚々子鏨などで一つ一つ職人の手作りで作られています。

これらは往時のままの姿に復元されています。

名古屋城の本丸御殿は第二次世界大戦(太平洋戦争)のB29による空襲で焼失してしまいましたが、その前に多くの写真や実測図が作られました。

金具などは拓本がとられました。

また、多くの襖絵や天井画は取り外されて、疎開していたため現存しています。

そのため、御殿は焼失してしまっても、忠実な復元が可能だったのです。

名古屋城本丸御殿は見どころがいっぱいです。

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