十市城@奈良県橿原市 [お城踏査]

十市城は奈良県橿原市十市町城垣内にあった中世城郭です。

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畑の中に石碑が建ちます。

昭和58年に建てられた石碑です。

十市城は室町時代に十市氏が築城しました。

戦国時代には十市氏は筒井順慶に仕えましたが、筒井氏と松永久秀との争いの中で、十市城は落城しました。

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十市城は水田の中に小高くなった榛地が城跡ですが、明瞭な遺構はありません。

しかし、水が張られた水田が堀のようにみえます。

農作業をしていた人に話を聞くと、歴史好きの人がよく訪ねてくるそうです。

こんな何もない見慣れた場所に遠くから人が訪ねてくることを不思議に思っているようでした。

飛鳥資料館の石像 [歴史雑話]

奈良県明日香村の飛鳥資料館にはさまざまな石像が展示されています。

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亀石です。

なんとも大きな亀です。

寺領の境界石、陵墓の亀趺、冥界との結界石など説がありますが、真相は不明です。

ただし、これはレプリカです。

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二人の抱き合う石人像です。

口から水を吹いています。

石神遺跡からの出土です。

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これまた不思議な形の石像です。

同じく石上遺跡からのものです。

須弥山をかたどったものと言われます。

これも基部から水が出ています。

いろいろ説はありますが、庭園の噴水施設と言われています。

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岡の酒船石です。

石の上にくぼみとそれをつなぐ溝があります。

酒を造る設備ともいわれますが、庭園の噴水の施設の一部とも考えられています。

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飛鳥資料館の庭園にはこのように石像が配置されています。

レプリカですが、本物は散在しているので、一か所で見られるのはよいです。

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資料館の中にあるキトラ古墳の石室です。

石像は他に鬼のまな板と言われるものもあります。

これは古墳の石室を作りかけのものと言われています。

飛鳥地方は本当に面白いです。

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